やーっとテープレコーダー現象からも脱出した小学校6年生の春。

 

私はとある音楽教室入室試験を受けました。

 

 

『え?今から音楽高校受験の準備するの?』

 

早い話が、『遅っ!!』ってこと。

 

中学受験ならまだしも、

高校受験の準備が小6で遅いの?!

 

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その時のレベルとしては、国際大会はもちろん、

国内大会もろくに出たことがないのに

 

4年後、東京でオリンピックあるから、出るわ!!

って感じだったと思います。笑

 

 

 

その言葉の意味するところも重みもピンとこないほど、

私はの~んびりとバイオリンをやっていました笑

 

 

音楽大学には大抵付属の高校があったり、音楽教室があったりして、

大学に入るための予備校的な役割を果たしています。

 

なので音楽大学の受験は、

そういう内部進学なども含めて倍率がものすごく高いのです。

そのものすごい倍率を少しでも回避するために、

付属高校や音楽教室に入るのですが・・・

 

それすら手遅れ感のあった私って・・(笑)

 

 

そして迎えた中3の夏。

『1日8時間練習しないと受からない。』

とうとう師匠にここまで宣告され、夏休み明けから毎日中学校を早退。

1日8時間のノルマを果たすべく、練習に明け暮れました。

 

自宅でお昼を食べ、13時過ぎ~22時までの練習を終えるともうクタクタ。

毎晩楽器をケースにしまいながら、床に崩れるようにして寝ていました。

 

 

 

で、肝心の受験。

 

 

もったいぶっても仕方がないのでサクッと結論から書きますと、

 

 

 不合格    ゴーン・・・

 

 

泣きました・・。

 

そりゃそーだ笑い泣き

 

発表の張り出しを見て泣き崩れたところまでは覚えているのですが、

その後どうなったのか、どうやって帰ったか全く覚えていません笑

 

 

結局、先に合格をいただいていた別の音楽高校に入って、

 

 

 

 

 

 

めでたし、めでたし。

 

 

かと思いきや・・・

 

・・・本当に辛かったのは

こ・こ・か・ら!!!!!

 

 

 

「バイオリン弾けるの?すごいねぇ!」の田舎町から、

弾けて当たり前、コンクールの入賞歴の1つや2つ当たり前。

1日8時間?そんなの普通です。の世界。

 

 

ショーーーーーーックゲロー

 

 

 

本当に世間知らずでお恥ずかしい限りですが、

当時はいたって真面目にショックを受けました。

 

不合格のショックと重なって、

その後長い長~いスランプに陥ります。

 

 

 

 

今ならわかるのです。

そりゃ~受からんさ!と当時の自分に言ってあげたい。

 

もし、友達が5kmもろくに走ったことがないのに、

『フルマラソンの大会に出る!!』って言ったら止めるでしょ?笑

 

スロースターターなんだからその分地道にやるしかないよと。

 

でもね、焦りしかなかったのです。

ただただ焦っていた。

認められたかった。

とにかく。

自分はここに居ていいのだと。

 

 

高校受験はあくまでも通過点。

 

だけど、当時の私は完全に高校受験が目標に、ゴールになっていました。

 

 

 

だから、結果はともかく、

受験が終わると同時にバイオリンを弾く意味を見失っていたのです。

 

 

 

手段と目的。

これの混同に気がついたのは、その後何年経ってからのことだったのか・・。

 

さて。ここから私は『バイオリンを弾く意味探しの旅』に出かけます。笑

 

 

えぇと・・結構長い間、そう5年ほど彷徨います・・。

 

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